ナース

大腸がんの予兆を知る|早期発見で完治を目指そう

早期発見が重要です

痛がる人

粘膜から広がっていきます

小腸と肛門の間にあり、主に水分を吸収している消化管が大腸です。大腸は小腸を覆うように位置していて、小腸と接する盲腸から始まり、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字結腸、直腸の順番で肛門に繋がっています。大腸は直径が小腸の2倍から3倍ある太い消化管で、壁が内側から粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜の4層構造となっています。壁の最も内側にある粘膜にがんが発生するのが大腸がんです。がんが粘膜の中にとどまっていれば、5年生存率は9割以上です。大腸がんは進行するにつれて外側に広がっていきます。大腸の外側はリンパ管とつながっていますが、ここまで進行するとリンパ管を通ってリンパ節にがんが転移することもあります。さらに肝臓や肺など他の臓器に転移すれば5年生存率は2割以下にまで低下します。

手術が主な治療法です

大腸がんの治療は手術を行ってがんを切除することが主となります。がんが粘膜にとどまっている早期の段階では体に負担の少ない内視鏡治療を行えます。これは肛門から内視鏡を挿入し、医師が直接目で見ながらがんを切除する方法で、精密な治療が期待できます。がんが進行している場合にはメスを用いる腹腔鏡手術や開腹手術が用いられます。がんの治療によく用いられる放射線治療や化学療法は、がんの進行を遅らせたり補助的に併用される程度です。大腸がんは早期の段階では自覚症状がほとんどないので発見しにくいがんです。進行すると血便や腹痛、貧血などの症状が出るようになります。特に血便は代表的な症状で、痔と間違えないように注意し、早めに肛門科や消化器科で診てもらうことが大切です。